
森林には生物多様性の保全や災害防止などいろいろな役割がありますが、なかでも水源涵養機能は特に重要です。1999年にキリンビールが工場近隣の水源地で森林保全活動を始めて以来、水源の森づくりは地域の方々と連携しながら発展し、今やグループ全体に拡がりました。2010年には全国18カ所で行われ、約2,000人が参加して植樹や下草刈りを実施しました。
キリングループでは「水の恵みを守る活動」として、「水源の森」のほかにも事業所周辺の環境美化に自主的に取り組む「自主環境保全」、地域団体と協働して行う「地域協働環境保全」の活動を展開しており、2010年は従業員やその家族など7,890人が参加しています。国際森林年でもある2011年は、着実な活動と共に積極的なエリアコミュニケーションを展開していきます。
グループの持株会社であるキリンホールディングスが実施した調査により、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所が採水する地下水は、標高2,000m以上の富士山東側斜面で浸透した降水が、約50年の年月をかけて新富士火山の堆積物層で磨かれてきた伏流水であることが分かりました。キリングループは貴重な水の恵みを守る活動として、水源地周辺の富士山麓水源涵養林の林道沿いに広葉樹の苗木を植樹し、さらに樹木の育成を促すために、枝打ちや間伐などの手入れ作業を行っています。こうして守られた水で、キリングループの商品が造られています。



2011年は国連の定める国際森林年です。キリンビールは自治体や森林組合と協働し、水の恵みを守る活動を通じて持続可能な森林保全の重要性に対する認識を高める活動につなげています。