2007年11月10日、キリングループ社員とその家族、美咲町役場の方々をはじめとする地域の皆さん、公募による参加者の皆さんの、350名以上が参加して、キリンビール岡山工場の水源地でもある大戸山国有林(岡山県美咲町)にて植林活動を実施しました。
この活動は、同月1日に締結された、キリンホールディングス(株)と岡山森林管理署、財団法人国土緑化推進機構との三者協働による「キリン 岡山水源の森づくり」協定で支援を約束した、この地における30年間にわたる森林の育成、および、キリングループ創立100周年事業として行われている水資源保全活動「チーム・エコジロー活動」の一環です。
晴れ渡る秋空の下、植林と巣箱かけを中心とした活動に汗を流し、活動後は、地元の皆さんや岡山工場のメンバーが手づくりした豚汁やうどんを楽しんだり、もちつきを行うなどして親睦を深めました。


私は美咲町で生まれ育ちましたから、山と一緒に大きくなったようなものです。山とは共存共栄のつもりです。自然とともに生活をしていると、季節のにおいなんかにも敏感になるんですよ。夏の朝のにおいとか、夕立の後のにおいとか。自然の変化を気にしながら暮らしているという意識があります。最近では、気候変動の影響なのでしょうか、紅葉が遅くなってきていたり、松くい虫にやられて松が枯れているとか、気になりますね。
普段の仕事で、企業さんと一緒に何かをする機会がほとんどないので、今日は新鮮ですし、こうして力を合わせて何かをするのは刺激になって良いです。次の機会にも参加したいと思います。

今は自分たちが子どもの頃と違い、里山が失われ、山が生活と縁遠い存在になってしまいました。息子は学校で学ぶ環境についての授業にとても興味があるらしく、土日に企画される屋外での特別学習のようなものにも頻繁に参加しているのですが、親としても、できれば座学のみでなく、実際に親しんで、環境の大切さを知るようになってもらいたいと思っています。体験から学ぶほうが、より自然だと思いますから。ですから、今日のように、子どもと一緒に参加できる活動には、今後もできるだけ積極的に参加したいです。

これまで、会社が企画するクリーンアップの活動には参加したことがありますが、植林は初めてです。こんなに大勢の人たちと、こうした場所で一緒に活動すると、気持ちが良いものですね。自分の会社がこのような取り組みをしていることは、社員として誇らしく感じます。部署内で声を掛け合って参加しましたが、実際にこの場に来てみると、想像していた以上に良い活動だと思いました。次回は家族と来たいです。

40年以上山を見てきましたから、そりゃあ愛着がありますね。根っから山が好きなので、皆さんにも大切にしてもらいたいです。最近は環境問題が語られることが多くなって喜ばしいとは思いますが、林業については触れられる機会が少ないのは残念ですね。林業が衰退して以来、日本の山の荒廃が進みました。そんな山も、手入れをして、適正に木材を利用していけばよみがえります。そのためにも国産材が多く利用されるようになることを願っています。現代人の暮らしは、山や自然と切り離されてしまっているので、今日のような機会では、木の植え方を覚えて帰るより、自然を肌で感じて、親しんでいってもらいたいですね。

今日は地元の方が大勢集まってくださったことが本当に有難く、嬉しく感じています。この活動はキリンの100周年を機にスタートしたものですが、これからは毎年こうした機会を設けて、地域の方々と、工場で働く従業員とご一緒に、息長く続けていきたいですね。工場での環境の取り組みを推進することはもちろんですが、私たちの取り組みが、「緑豊かな心」を育てることの一助になればと思います。とりわけ次世代を担う子どもたちに対しては、その思いが強いです。工場や企業内での取り組みにとどまらず、地域の皆さんや、社会とともに、一人ひとりの中にある「緑豊かな心」を育てていきたいと願っています。
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