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社長メッセージ中期経営計画の進捗

収益性改善に向けた構造改革の実行

2016年度のキリングループ連結業績は、営業利益、当期純利益※1ともに年初計画を上回る結果となりました。私たちは、持続的な企業価値向上にあたっては、まず低下した収益性の改善と事業再生が必要不可欠と考え、構造改革にスピード感をもって取り組んできましたが、その成果が出てきたと考えています。

  • ※1「親会社株主に帰属する当期純利益」を指す。

低収益事業の再生・再編が大きく進捗

キリングループには、キリンビール、協和発酵キリン、ライオン酒類事業など、比較的収益性の高い事業と、キリンビバレッジ、ブラジルキリンなどの収益性の低い事業が混在し、後者がグループ全体の企業価値を毀損しているところに大きな課題がありました。私が2015年3月に社長に就任して以降、国内ビール事業の再強化とともに、低収益事業を低収益のまま放置しないという方針で取り組んできました。

キリンビバレッジ

利益ある成長に向けて大きな手ごたえ

紅茶カテゴリーで圧倒的シェアを誇る「午後の紅茶」に次ぐブランド育成を目指し、市場構成比の大きい無糖茶・コーヒー・炭酸の各カテゴリーにおけるポジショニング強化を進めました。特に「生茶」の全面リニューアルによるリブランディングは、その味わいやボトルデザインがお客様のニーズに合致し、緑茶市場におけるプレゼンスを大きく高めることに成功しました。これにより、課題である収益構造改革においても、収益性の高い小型容器の拡大、店頭での定番位置獲得による販促費の効率的活用、および自社製造比率改善などの好循環を生み出し、キリンビバレッジの収益性は大きく改善しました。

ブラジルキリン

計画を上回るペースの再生を実現、売却を決断

経済不振の影響で市場が縮小する中、きめ細かな地域別商品戦略を徹底し、2016年度は販売数量をプラスに転じることに成功しました。また、自社卸の経営効率改善やサプライチェーンを通じたコスト削減も奏功し、製造拠点最適化のため工場1拠点の売却を完了するなど、計画を上回るペースで再生を進めました。しかし、ブラジルの政治・経済・社会の先行き不透明な状況と競合環境を考えるとブラジルキリン単独での持続的な成長は容易ではありません。自主再建を含めた様々な選択肢との比較検討を行った結果、このタイミングでの事業売却が将来のキリングループとブラジルキリン双方のステークホルダーにとって最善と判断し、2017年2月にハイネケン社への全株式譲渡を決定しました。



ビール事業の収益基盤強化に向けた新たな価値創造も順調に始動

収益性の高いビール事業においても、低収益事業と同じくコスト効率化を進め、2016年中計におけるグループ全体でのコスト削減額目標300億円に向けて、計画以上のペースで進捗しています。これを下支えとしながら、ビール事業の中長期的な成長に向けた新たな価値創造に取り組んでおり、既に成果を生み出しつつあります。

「47都道府県の一番搾り」

「一番搾り」のナショナルブランドとしてのプレゼンスを活かしながら、地域のお客様に向き合うという画期的なマーケティングにより、縮小が続く国内ビール市場において、当初目標の2倍を超える270万ケースの年間販売数量を記録する大ヒットとなりました。全国の都道府県ごとに味わい・個性を変えたこの商品は、私たちのマーケティグ、研究開発、そしてサプライチェーンにおける強みが可能にしたものであり、お客様に新しい価値を提供しながら、地域活性化に貢献しています。こうした総合的な活動が高く評価され、「47都道府県の一番搾り」は、2016年度の日本マーケティング大賞を受賞することができました。基盤の優位性を活かして価値を創造し、社会とともに持続的成長を目指すというキリングループのビジョン・戦略に沿った展開は、着実に進展していると考えます。

クラフトビール

日本では、クラフトビール市場のさらなる拡大を牽引すべく、自社ブランドの育成やヤッホーブルーイング社との協働に加え、新たにブルックリン・ブルワリー社と資本・業務提携を開始しました。ビール市場の再活性化に向け、クラフトビールを通じた日本独自のビール文化を広げていきます。豪州では子会社であるライオンにおいて、「ジェームス・スクワイア」「リトル・クリーチャーズ」などの販売好調が続いています。同社では、本物の味・自分だけの味を求める消費者ニーズを一層満たすべく、豪州とニュージーランドそれぞれにおいてクラフトビール会社を新たに買収し、事業拡大に向けた基盤をさらに強化しました。

ミャンマー・ブルワリー

ミャンマー・ブルワリー買収以降の統合プロセスは、順調に進展しています。経済発展に伴う需要増加に対応し、いかに効率的な増産体制を整えるかが課題の一つでしたが、この点において、キリンが持つ効率生産のノウハウの移植が進んでいます。また、生活水準の急速な高まりに対応して、既存のナショナルブランド以外の商品ラインアップを早期に拡充することも課題でしたが、ここでもキリンとのシナジーにより「キリン一番搾り(KIRIN ICHIBAN)」「ミャンマー プレミアム」などの上市を実現し、各価格帯をカバーする強い商品ポートフォリオの構築を進めています。

医薬・バイオケミカル事業の飛躍的成長を目指した展開

グローバル戦略品の開発が順調に進捗しています。特に、KRN23が2016年6月に米国関連当局より「Breakthrough Therapy(画期的治療薬)」の指定を受けたことに続いて、年末には欧州医薬品庁への販売承認申請が受理されました。

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