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2008年12月18日

キリン食生活文化研究所 レポートVol.13
2007年世界主要国のビール消費量
〜 ロシアとブラジルは1,000万klを突破、アジアがヨーロッパに肉薄 !〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)のキリン食生活文化研究所では、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、2007年の世界主要国、地域および各国民一人当たりのビール消費量をまとめました。この調査は1975年分から統計開始しています。

【トピックス】

  • 世界の総消費量は、約1億7,552万kl(前年比5.6%増)となり、22年連続の増加。東京ドームをジョッキに見立てると、約142杯分に相当。
  • 国別では、中国(前年比11.8%増)が5年連続で世界No.1。ブラジル(7.7%増)はドイツ(第5位、3.7%減)を抜いて世界第4位に返り咲いた。また、ロシアとブラジルは初めて1,000万klの大台を突破。
  • 地域別では、成長市場のアジア(9.6%増)が構成比を前年から1.1ポイント拡大し、最大市場のヨーロッパ(3.3%増)に僅差まで迫った。
  • 国民一人当たり消費量では、ロシア(大びん633ml換算で前年比20.5本増)、ウクライナ  (15.6本増)、ルーマニア(12.7本増)、ポーランド(12.0本増)が高い伸びを示しており、総消費量の増加要因となっている。

 2007年の世界のビール総消費量は、前年より約928万kl(大びん633ml換算で約146.6億本)増え、約1億7,552万kl(前年比5.6%増、大びん換算で約2,773億本)で、22年連続の増加を記録しました。東京ドームをジョッキに見立てると、約142杯分(東京ドーム1杯は約124万kl)に相当し、前年から約7.5杯分増加。大阪ドームでは、約146杯分(大阪ドーム1杯は約120万kl)で、約7.7杯分の増加となりました。世界経済の好調や、世界の年間平均気温が高温(気象庁の統計開始以来6番目※の高さ)であったことなどが増加要因と考えられます。

 ※1891年から統計開始。

1.国別ビール消費量(表1)

 国別では、2003年から1位の中国が、5年連続で1位となりました。また、経済が好調なブラジルは高い増加率で順位を上げ、世界第4位になりました。成長市場のアジアでは、ベトナムが高い増加率となったほか、ヨーロッパでは、ロシア、ポーランド、ウクライナ、ルーマニアが高い増加率を示し、全体の消費量を押し上げました。
 日本は、少子高齢化、嗜好の多様化などの影響で微減となり、順位を7位に落としました。

2.地域別ビール消費量(表2)

 2002年以来5年ぶりに全ての地域でプラスとなりました。最大市場のヨーロッパは、ロシア、ポーランド、ウクライナ、ルーマニアなどが牽引し、3.3%増となりましたが、成長市場のアジアは、それを大きく上回る増加率でヨーロッパに肉薄しています。

3.国民一人当たりビール消費量(表3)

 チェコは15年連続で1位ですが、上位国の定番となっているアイルランド、ドイツ、イギリスなどとともに市場の成熟化から減少となっています。一方、ポーランド、ルーマニア、ロシア、ウクライナは増加傾向にあり、順位も上がっています。
 日本は、大びん(633ml)換算で、昨年比約0.2本減少しました。

(表1)

2007年 国別ビール消費量

【解説】

  • 2003年にアメリカ合衆国を抜いて以来5年連続で1位の中国は、前年比11.8%の増加となった。2位のアメリカ合衆国との差も約1,428万klにまで広がるなど、さらなる拡大を続けている。人口増加や経済の好調にともなう生活水準の向上などにより、飲用層が沿岸部から拡大していることや、海外資本の参入など市場の活性化が要因と考えられる。
  • 近年急激な伸びを示している注目市場のロシアは、前年比15.1%の増加となり、初めて   1,000万klを突破。健康志向などを背景に、ハードリカーから低アルコール飲料へのシフトが加速し、今後も拡大を続けると見られる。また、ポーランド(9.1%増)、ウクライナ   (18.3%増)、ルーマニア(9.6%増)などの中・東欧諸国も高い増加率を示している。
  • ブラジル(7.7%増)は、ロシアと同じく初の1,000万klを突破。ドイツ(3.7%減)を抜いて世界第4位に返り咲いた。また、中南米では、メキシコ(5.3%増)、ベネズエラ   (6.1%増)、コロンビア(8.0%増)、アルゼンチン(6.9%増)なども高い伸びを示した。
  • アジア勢では、中国とベトナム(18.8%増)が高い増加率を示している。
  • 日本は少子高齢化、嗜好の多様化などの影響により0.3%の微減となり、2002年以来、  5年ぶりに順位を下げた。

(表2)

2007年 地域別ビール消費量

【解説】

  • 全ての地域で増加となった。
  • 最大市場のヨーロッパは、ロシア、ウクライナ、ルーマニアなどが牽引して3.3%増となった。
  • 成長市場のアジアは、中国を筆頭にベトナムなどが貢献して9.6%の高い増加率を示し、総消費量を牽引するとともに、構成比ではヨーロッパに肉薄している。
  • ヨーロッパ、アジアは構成比がともに3割を超え、世界の2大ビール消費市場となっている。
  • 中南米もブラジルをはじめ、メキシコ、ベネズエラ、コロンビアなどの貢献で高い伸びを示し、北米に肉薄している。

【参考】 世界のビール総消費量のジョッキ換算

(表3)

2007年 国別一人当たりビール消費量

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