2009年6月18日

「キリングループCSRレポート2009」を発行
〜「食の安全」「低炭素グループの実現」「多様な人材の活躍」の取り組みをハイライトで紹介〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)は、キリングループのCSR活動をまとめた「キリングループCSRレポート2009」を6月18日に発行します。発行部数は4万冊で、キリングループ社員のほか、環境団体や自治体などへも広く配布し、取り組み内容を報告します。当社ホームページでは6月末から、さらに詳しい活動内容を掲載、英語版については8月末から掲載します。

■2009年ハイライト

(1)食の安全のために

  • ・キリングループの理念「品質本位」の最前線の取り組みとして、製品・原料の安全性を保証するための高度な分析・評価法を整備し、キリングループ全体の品質保証レベル向上を支援する「食品安全科学センター」の活動を紹介。
  • ・お客様に安全・安心な製品をお届けするための取り組みや、よりおいしいビールを飲んでいただきたいという“モノづくり”への想いをビール工場の醸造、パッケージング、品質保証部門の担当者を通じて紹介。

(2)低炭素企業グループをめざして

  • ・キリングループで、全ての事業を通じたCSR活動の中長期的なテーマとして新たに掲げている「低炭素企業グループの実現」への取り組みの一つとして、キリンビールの「エコ・ファースト企業」認定や、環境負荷低減容器、長年にわたる清掃活動など環境保全活動に対するおもな受賞例を紹介。
  • ・グループ企業が連携したサプライチェーンの取り組みとして、効率的な物流によるCO削減効果について報告。

(3)多様な人材がいきいきと活躍するために

  • ・女性従業員活躍促進の取り組みとして、「キリン・ウイメンズネットワーク(KWN)」の活動内容(「KWN地域会開催」「メンタリングプログラム導入」「ファミリーDAY」)を紹介。

■昨年からの主な変更点

  • ・キリングループのCSR活動を「事業活動を通じてのCSR活動」と「企業市民としてのCSR活動」の2つに大別し、ステークホルダーである「お客様」「従業員」「株主」「社会」の皆様に対して価値を提供していくことを、キリングループのCSRの全体像として明示。
  • ・持続可能な社会の一員としての環境への取り組みについて、「低炭素社会への取り組み」「循環型社会への取り組み」「自然共生社会への取り組み」に分けて紹介。
  • ・環境報告のエコバランスなど主要項目については、海外の事業会社(キリンオーストラリア社、麒麟啤酒(珠海)有限公司、ライオンネイサン社、ナショナルフーズ社)を含めて報告。
  • ・海外の事業会社の取り組みについて、麒麟(中国)投資有限公司、麒麟啤酒(珠海)有限公司、ナショナルフーズ社の活動を紹介。

 キリングループは、CSRを重要な経営課題ととらえ、持続可能な社会の実現に向けて「食と健康」を経営理念に掲げるグループとして、事業と一体となった取り組みを進めていきます。すべての企業活動にCSRの視点を組み込み、「事業を通じてのCSR」と「企業市民としてのCSR」の2つの面から積極的に取り組み、自然と調和・共生する社会づくりを目指します。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。