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2010年2月10日

2010年 キリングループ事業方針について
〜“実行と質的拡大”の中計をスタートし、グループシナジーの創出を加速〜

 キリングループは、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(略称:KV2015)実現に向けた第2ステージである「2010-2012年キリングループ中期経営計画」の初年度として、2010年のスタートを切りました。
 2009年は、厳しい経済環境の下、今中計のゼロ年度として、飛躍的成長に向けた事業基盤の拡大を図ると共に、“量的拡大”から“質的拡大”への変革に着手しました。
 2010年は、さらなる“質的拡大”に向けて、「グループシナジーの創出」「リーン経営の実現」を軸に経営に取り組み、収益性・効率性の向上を図ると共に、お客様のニーズに応える新たな価値を提案し、CSR活動の推進を通じて社会との信頼関係を構築することで、より一層キリンブランドの価値向上を目指します。

2010年事業計画

【基本方針】

  1. 1.事業会社の成長とシナジー創出によるグループ価値向上
    1. (1)綜合飲料グループ戦略の推進
    2. (2)医薬事業の成長加速
    3. (3)健康・機能性食品事業の展開
    4. (4)グループシナジー創出による成長
    5. (5)ムリ・ムダ・ムラを排除するリーン経営の実現
  2. 2.グループ価値向上のための財務戦略の推進
  3. 3.社会と共生する企業グループとしてのCSR実践

【定量目標】

  2009年実績 2010年目標 対2009年
連結売上高(酒税込み) 2兆2,784億円 2兆2,200億円 ▲584億円
連結売上高(酒税抜き) 1兆9,187億円 1兆8,600億円 ▲587億円
営業利益 1,284億円 1,330億円 46億円
営業利益率(酒税抜き) 6.7% 7.2% 0.5%
ROE 8.3% 9.5% 1.2%

※ROEはのれんなど償却前。

2010年基本方針に基づく取り組み

1.事業会社の成長とシナジー創出によるグループ価値向上

(1)綜合飲料グループ戦略の推進

 キリングループは、KV2015において、グローバルな競争環境下で企業価値を高める戦略として、国内外において、綜合飲料グループ戦略を独自のビジネスモデルとして確立することを目指しています。

 国内においては、グループの中核事業である国内酒類事業ともう一方の柱となる飲料事業の事業基盤をさらに磐石なものとし、開発・調達・物流・営業などあらゆるバリューチェーンにおける連携を強化することで、より広範にグループシナジーを創出していきます。

 キリンビール社では、新しい価値提案によるカテゴリー創造や総合酒類提案力の飛躍的向上、企業構造改革の推進により質的成長を実現します。引き続き「定番商品強化」「健康志向への対応強化」「総需要拡大」をマーケティング戦略の柱にすると共に、“エビデンスマーケティング”を発展させ、多様化するお客様のニーズに応え、お客様支持率のさらなる向上に取り組みます。
 メルシャン社では、ワイン事業においてブランドの選択と集中、お客様視点を重視した価値営業を進化させることにより、ブランドの強化やローコストな事業運営基盤の整備を図り、収益性を向上します。
 キリンビバレッジ社では、基盤ブランドの強化と新たなカテゴリー創出による「商品力強化」、提案型営業スタイルの確立による「営業力強化」、チャネル戦略や低収益事業の見直しなどの「収益構造改革」の3つの課題とこれらを推進する「人材の育成」に取り組み、「強いブランド創り」による競争力の再構築と収益基盤の確立を図り、反転・再成長を目指します。

 海外市場においては、引き続きアジア・オセアニアを中心に綜合飲料グループ戦略を推進します。
 アジアでは、サンミゲルビール社との連携を推進し、成長が期待される東南アジアでの酒類事業基盤を獲得すると共に、新たなシナジー創出に向けた事業活動を展開します。中国では、麒麟(中国)投資有限公司のマネジメントの下、酒類事業と飲料事業の連携を図り、長江デルタを中心に戦略を展開し、中国事業全体の収益性を向上していきます。
 オセアニアでは、ライオンネイサン ナショナルフーズ社により強力な事業基盤を構築し、ライオンネイサン社、ナショナルフーズ社の経営上の強みを相互に生かし、お客様に新たな価値を提供し、統合シナジーを創出します。両社のノウハウを生かした既存ブランドの強化や新たな商品カテゴリーの創出に取り組むと共に、バリューチェーン全体の最適化により、経営の効率化を図ります。

(2)医薬事業の成長加速

 医薬事業では、協和発酵キリン社において、統合効果の発揮を加速させ、グローバル・スペシャリティファーマの実現を目指します。国内では、腎領域をはじめとする主力製品や新製品の販売活動を一層強化し、より効率的・効果的な営業体制の構築を図ります。海外では、アジア市場での拡販に注力すると共に、欧米において開発品進捗に応じた販売体制を整備していきます。研究開発においては、がん・腎・免疫疾患を重点領域として、新薬の探索研究を推進すると共に、海外開発拠点を有効に活用して開発を加速します。

(3)健康・機能性事業の展開

 健康・機能性食品事業では、健康・機能性食品事業推進プロジェクトと各事業会社の協働により、新たなビジネスモデルを構築し、グループ横断ブランド「キリンプラス-アイ」の下、4月に第一弾商品をキリンビール社、キリンビバレッジ社、小岩井乳業社、キリン協和フーズ社より発売します。今後は、商品コンセプトや商品価値の中核となる機能性素材の共通化などを通じて、健康・機能性食品事業におけるグループシナジーを創出し、お客様の身近な健康ニーズに応える新たな価値を提供していきます。

(4)グループシナジー創出による成長

 今中計の最重要課題の一つであるグループシナジー創出については、グループ横断で機能別に構成されたクロス・カンパニー・チーム主導の下、取り組みを強化し、収益性および効率性を向上していきます。キリンビール社とメルシャン社およびキリンビバレッジ社における営業・マーケティング業務の共同化・スキル移転や営業拠点の統合、キリンビール社、キリンビバレッジ社をはじめとするグループ調達の体制確立、グループR&D体制の最適化などに取り組みます。また、事業ポートフォリオの見直しについても継続して行っていきます。7月にはメルシャン社と協和発酵バイオ社で共通する原料アルコール事業、およびキリン協和フーズ社とメルシャン社で共通する加工用酒類・発酵調味料事業を各々統合し、安定した事業基盤を構築し、市場における競争力向上を図ります。

(5)ムリ・ムダ・ムラを排除するリーン経営の実現

 厳しい経営環境の下での成長実現に向けて、グループ全体でお客様の価値につながらないムリ・ムダ・ムラの排除を徹底し、リーン経営を推進します。グループ各社では、生産・SCM・営業が一体となって取り組むTCR活動※やカイゼン活動などを通じて、抜本的な構造改革を進めます。また、グループ全体では、経理・人事・総務業務の標準化による、グループ各社の間接業務統合を推進すると共に、事業会社をまたがる資源配分の最適化、資産の圧縮を進め、収益性・効率性を高めます。

※ Total Cost Reform の略。生産・SCM・営業の各部門間にまたがってコストアップ要因となっている課題を、各部門が横断的に協力して課題解決することでコスト削減を実現していく取り組み。

2.グループ価値向上のための財務戦略の推進

 企業価値の最大化に向けて、今中計では株主還元と財務健全性の確保に重点をおいた財務戦略を推進します。シナジーの創出、リーン経営の推進、資産の圧縮により、キャッシュフローを創出し、株主還元および有利子負債の返済に充当します。配当については、連結配当性向30%以上の指標を継続します。あわせて、投資効率を重視した設備投資の抑制、さらなる資産流動化など資本効率を改善します。なお、質的拡大のための事業投資には、今後も集中的に資源配分していきます。

3.社会と共生する企業グループとしてのCSR実践

 キリングループは、CSRを重要な経営課題ととらえ、持続可能な社会の実現に向け事業と一体となった取り組みを進めると共に、企業市民としてのCSR活動を推進しています。
 事業を通じてのCSR活動としては、「低炭素企業グループの実現」に向けて一層取組みを強化します。用水削減などの省資源、工場の燃料転換などの省エネルギーを推進し、国内の「製造、物流、オフィス」のCO排出量を2015年までに35%削減(1990年比)します。さらに、お客様に環境負荷低減を実感いただける商品の開発・提案にも取り組み、海外も含めたグループ全体で、原材料調達から消費・廃棄までの事業活動全体におけるCO排出量を2050年までに半減(1990年比)します。
 また、アルコール0.00%のビールテイスト飲料「キリンフリー」を通じた飲酒運転根絶活動の展開、CSR調達の推進、さらには多様な人材の活躍に向けた取り組みなどの社会的課題の解決にも積極的に取り組みます。グループ内においては、リスクマネジメント推進やコンプライアンスの徹底はもとより、グループ全体の品質・環境のマネジメント体制をさらに強化するための施策も実行していきます。
 一方、企業市民としてのCSR活動としては、スポーツ支援として、6月開催のワールドカップに向けて、30年以上支援を続けているサッカー日本代表を引き続き支援すると共に、サッカー教室「キリンサッカーフィールド」を全国で開催し、子どもたちにスポーツの楽しさを伝える活動を進めるほか、森林保全活動である水の恵みを守る活動や従業員ボランディア支援などの社会貢献活動を推進していきます。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

キリングループ組織図(2010年2月現在)

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© 2007 Kirin Holdings Company, Limited.

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