2010年5月31日

「キリングループ サステナビリティレポート2010」を発行
〜持続可能な社会づくりに向けたグループ各社の取り組みを多岐にわたって紹介〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)は、キリングループのCSR活動をまとめた「キリングループ サステナビリティレポート2010」を5月31日に発行します。本レポートは、当社ホームページにて掲載し、英語版については7月末に掲載の予定です。

■昨年からの主な変更点

  • ・持続可能な社会の実現に向けてCSR活動を一層推進していく、という想いのもと、レポートの名称を「キリングループCSRレポート」から「キリングループ サステナビリティレポート」に変更。
  • ・「事業を通じてのCSR活動」の一層の強化に向けて、複数の社会的課題を明確にした上で、社会への影響、社会からの期待を考慮し、重点取り組み課題を絞り込む、というグループCSR戦略を明示。また、長期的課題への対応も含めて活動の推進とモニタリングを行う、3階層のCSRマネジネント体制を紹介。
  • ・グループのレポートとして、報告対象組織の範囲を広げ、多岐にわたる情報を開示。

■レポートの主な内容

○食と健康
・グループの力を結集させた“キリンの健康プロジェクト”による商品の提案をはじめ、お客様の健康的な生活をサポートする取り組みを紹介。食の安全・安心をお届けするための品質保証や、問題飲酒の予防・撲滅などアルコール関連問題への取り組み、また、お客様の「食と健康」のよろこびを広げ、豊かな食文化の実現を目指した活動などを報告。
○環境サステナビリティ
・「低炭素企業グループの実現」に向けた「省資源」「省エネルギー」「環境提案商品」の取り組み、および水資源、生物多様性の取り組みなどを報告。また、低炭素企業グループ・アクションプランの方針を受け、グループの各事業会社で策定した「環境チャレンジ宣言」を紹介。
○人間性の尊重
・従業員と会社は対等な関係であるという基本方針を明示。また、多様性推進の第一歩となる、キリン・ウィメンズ・ネットワークの活動や、従業員の「自律的なキャリア形成」支援策の一つである、グローバル人材育成などの人材育成プログラムについて紹介。
○サプライヤーとの共生
・お客様、社会、株主への社会的責任を十分に果たすため、サプライヤーと協働し、食の安全・安心、地球環境問題などの社会的課題に取り組むCSR調達およびグリーン調達の体制整備について紹介。
○責任ある経営体制
・社内外からの信頼を得ると共に、公正で効率的な企業経営を行うためのコーポレート・ガバナンスの取り組みを紹介。また、リスクマネジメントとコンプライアンスの考え方を明示。

 キリングループは、CSRを重要な経営課題ととらえ、持続可能な社会の実現に向けて「食と健康」を経営理念に掲げるグループとして、事業と一体となった取り組みを進めていきます。すべての企業活動にCSRの視点を組み込み、「事業を通じてのCSR」と「企業市民としてのCSR」の2つの面から積極的に取り組み、自然と調和・共生する社会づくりを目指します。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。