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2011年9月21日

<参考資料>
ウシにおける大麦穀皮由来リグニン配糖体および大麦搗精粕の免疫賦活効果を確認

 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)のフロンティア技術研究所(横浜市金沢区、所長 水谷悟)は、東京大学農学生命科学研究科附属牧場との共同研究で、大麦穀皮由来リグニン配糖体および大麦搗精(とうせい)粕がウシで免疫賦活効果を示すことを見いだし、この研究成果を第152回日本獣医学会学術集会(大阪府立大学)にて9月21日に発表しました。

 大麦搗精粕は、主に発泡酒製造時に生じる副産物として飼料などに利用されており、セルロース、リグニンなどから構成されています。リグニンは地球上でセルロースに次いで多いバイオマスですが、現在産業利用は限定的で、有効利用が課題となっています。当研究所では、既に大麦搗精粕から抽出したリグニン配糖体が動物(マウス)で免疫賦活効果を示すことを確認していますが、今回飼料として大麦搗精粕を食する主な家畜であるウシでの免疫賦活効果を確認しました。

 大麦搗精粕からセルラーゼ処理により抽出したリグニン配糖体を、ホルスタイン種ウシに筋肉内注射し、血中サイトカインを測定したところ、サイトカインの一種である血中TNF−α※1濃度の増加が確認されました(図表1)。また、ホルスタイン種ウシに大麦搗精粕をそのまま経口投与した場合にも、唾液中で抗体の一種であるIgAとIgM※2が増加することを確認しました(図表2・3)。この結果は、ウシの胃にセルラーゼ産生菌が常在しているためと推定されます。

  • ※1 TNFはTumor Necrosis Factorの略。体内における炎症反応・抗体産生促進を担い、感染防御に関与する。
  • ※2 IgはImmuno globulinの略。免疫グロブリンともいう。IgAは主に粘膜免疫を、IgMは初期感染防御を担う。

 これらのことから、大麦穀皮由来リグニン配糖体および大麦搗精粕は、ウシの全身および粘膜面で免疫活性を賦活すると考えられます。今後大麦搗精粕を原料とする家畜飼料が、家畜の疾病予防に寄与し、酪農業へ貢献することが期待されます。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

■図表1 リグニン配糖体投与による血中TNF−α量推移

■図表2 大麦搗精粕摂取による唾液中IgA量推移

■図表3 大麦搗精粕摂取による唾液中IgM量推移


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