2015年2月19日

<参考資料>WWFジャパン初の実施、「ビジネスと生物多様性勝手にアワード」
で最高賞「百獣の王賞」を受賞

 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)は、WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)が企業の生物多様性への取り組みを独自に調査し表彰する、「ビジネスと生物多様性勝手にアワード」において、最高賞である「百獣の王賞」を受賞しました。

 「ビジネスと生物多様性勝手にアワード」は、サプライチェーンマネジメント、特に原材料調達を通じて生物多様性に貢献している企業を表彰する、「出たい人」ではなく「出したい人」を社会に提示するNGOならではのユニークな賞として、WWFジャパンによって本年初めて制定されたものです。今回、当社は1,818社の対象企業の中で最も高い評価を受けました。

 当社では、「生物資源」について、2010年に「キリングループ生物多様性保全宣言」を、2013年には「キリングループ持続可能な生物資源調達ガイドライン」を定め、スリランカの紅茶農園における持続可能な農園認証の取得支援をはじめ、事務用紙や容器包装資材、一部で使用しているパーム油の持続性向上など、包括的な取り組みを進めてきました。
 今回の受賞は、生物多様性保全宣言と調達方針が体系的に構築されていること、生物系資源個々の取り組みについても、対象とする資源のスコープが事業の中核をなす原材料(茶葉やコーヒー豆)であることなど、社会貢献活動としてではなく事業活動そのものを通じて生物多様性の課題に取り組んでいることを評価されたものです。さらに、森林減少要因として世界的に問題となっている原材料(パーム油や紙)にも配慮するなど包括的な取り組みを推進し、継時的に透明性をもって報告してきたことも併せて評価されました。

 キリングループは綜合飲料事業を核とする企業グループであり、自然のめぐみである農作物や水を原料とし、エネルギーを使って商品をつくり、容器に入れてお客様にお届けしています。事業に直結する環境問題である「生物資源」、「水資源」、「容器包装」、「地球温暖化」の4つのテーマを設定し、2050年にバリューチェーンから生じる環境負荷を地球が賄うことができる能力とバランスさせる「資源循環100%社会の実現」を目指して、「キリングループ長期環境ビジョン」を定めて取り組みを進めています。

 これからも、キリングループは「食と健康」の新たなよろこびを多くの人々にお届けするため、生物多様性の視点を大切にし、その恵みを将来にわたって享受し引き継いでいけるよう取り組んでいきます。

 キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。


  • 【お問い合わせ先】キリンホールディングス株式会社 お客様担当 フリーダイヤル:0120-766-560
    お問い合わせフォーム https://www.kirinholdings.co.jp/customer/
  • 【キリンホールディングス ホームページ】http://www.kirinholdings.co.jp