キリングループが将来にわたって「食と健康」の新しい価値を提供するために、発酵・バイオの先進技術を生かした「健康」や「おいしさ」の研究開発に取り組んでいます。

乳酸菌には、免疫賦活機能や腸内環境改善など数々の健康機能があります。ウイルス感染防御にも寄与できないかと考え、Lactococcus lactis JCM5805株(プラズマ乳酸菌JCM5805株)が、ウイルス感染防御に重要な役割を果たす免疫細胞プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を直接活性化することを発見しました。

免疫細胞の濃度バランスの偏りはアレルギーを引き起こす原因の一つといわれています。数ある乳酸菌の中から、このバランスを調節する性質をもつLactobacillus paracasei KW3110株(乳酸菌KW3110株)を発見しました。

ビール系飲料の原料であるホップの香りや苦味成分について遺伝子レベルの研究を行い、最も重要性の高い香り成分であるリナロールを生合成する遺伝子を解明しました。

花の色は、主にアントシアニンと呼ばれる植物色素によって発色します。色素縮合により花弁の細胞がダイヤモンド化し、ビロードのような輝きを持つ花色の創出につながるアントシアニン色素の糖転移酵素遺伝子を世界で初めて発見しました。

酒類、飲料、食品の製造時に生じる副産物を有効利用する技術開発に取り組んでいます。

キリングループは、事業の基盤である水の恵みを大切にしています。キリンディスティラリー株式会社の富士御殿場蒸溜所が採水している地下水を、地層、植生などダイナミックな流動シミュレーションを用いて総合的に解析し、その起源と水年代を推定しました。資源としての水を理解し、保全するための新たな取り組みとして注目されています。

酵母や乳酸菌などの働きを生かして、人々の暮らしに役立つ物質を生産する技術開発に取り組んでいます。酵母は、微生物の中でも大型でアルコール耐性を持つなど、物質生産に適した性質を持っています。バイオプラスチックの原料となる乳酸を高効率に生産する酵母や、植物の非可食部分に多く含まれる細胞壁のキシロースから高効率にエタノールを生産する酵母などを開発しました。

ビールや発泡酒、新ジャンル、清涼飲料を飲用する際の感覚として表現される「のどごし」を簡便かつ高感度に測定する方法を開発しました。

缶コーヒーを製造する際の高温殺菌や、出荷後の長期間の加温によって発生する味や香りの微妙な変化を防ぐため、キリンビバレッジと共同で研究を行い、高度な成分分析によってそれぞれに関係する物質を特定し、商品開発に生かせる基幹技術として確立しました。

ビールや、その原料成分と健康との関係について、社外機関と協力して研究しています。

食品成分と健康との関係について、社外機関と協力して研究しています。
注)組織名は掲載当時のものです

