事業領域

食から医にわたる領域で価値を創造 キリングループの3つの事業領域をご紹介します 食から医にわたる領域で価値を創造 キリングループの3つの事業領域をご紹介します

発酵・バイオテクノロジーをもとに事業領域を拡大

1907年に創業したキリングループは、100年以上にわたって成長を続けてきました。

ビール事業から始まった後、飲料など食領域において事業を展開し、1980年代以降に発酵・バイオテクノロジーを活用し、医領域、ヘルスサイエンス領域へと事業領域を拡大させました。お客様のさまざまなステージにおいて、クオリティ・オブ・ライフの向上に貢献する商品・サービスを提供し、社会課題の解決に取り組みます。

世界にひろがるキリングループのブランド

キリングループは創業以来、商品・サービスを通じてお客様とつながり、各国・地域で様々なブランドを展開しています。
食領域では、アジア・オセアニアを中心とした海外の市場にも進出し、多くのお客様に親しまれています。
近年ではヘルスサイエンス領域において、グループの強みを活かした高い機能を有する商品・サービスを提供しています。

事業領域における重点課題の解決

事業領域と提供価値
解決する社会課題
主なアクション
事業ビジョン
食領域 酒類・飲料による人と人の交流・絆・コミュニティの活性化
飲料による日常の食生活を通じた健康の実現
酒類メーカーとしての責任 アルコール関連問題への対応
「既存事業のブランド強化+新規ビジネス拡大」による収益構造の変革
健康 生活習慣病の予防支援
コミュニティ 人権の尊重
環境 気候変動の克服、容器包装資源の持続可能な循環
ヘルスサイエンス領域 食を通じた、疾病の発病予防や進行抑制による、健康の維持 健康 免疫機能の維持支援
成長加速
環境 気候変動の克服、持続可能な水資源の利用
医領域 最先端のバイオテクノロジーによる創薬。一人ひとりに適した治療やアフターケアを通じた健康の回復 健康 Unmet Medical Needsを満たす医薬品の提供
グローバル・スペシャリティファーマとしての強固なグローバル事業基盤の確立へ
環境 気候変動の克服

新たな成長軌道を描き、長期経営構想KV2027を実現する

2019年に策定した長期経理構想「キリングループ・ビジョン2027(KV2027)」において、食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となることを目指しています。
最初の3年間である2019年-2021年中計では、新型コロナウィルスの影響を大きく受け、経済的価値の重要成果指標は未達となり、2021年の事業利益としては2018年の水準を下回って着地しました。
しかし、2027年における事業利益を2018年比でCAGR一桁半ば台の成長による水準を目指す目標は変えずに取り組んでいきます。変化し続ける事業環境に対応し、既存の食と医領域で飛躍的な成長を描き、同時に長期的な成長を担うヘルスサイエンス領域の規模拡大を図ります。

各事業の詳しい販売データは決算をご覧ください。

食領域(酒類・飲料事業)

人と人とがつながる機会をつくる商品・サービス

グループの祖業領域であり、現在も基盤となる事業領域です。新型コロナウィルスの影響を大きく受けましたが、回復とさらなる成長実現へ向けて取り組んでいきます。 酒類事業は、主な事業展開市場である日本、豪州が共に成熟市場であり量的な成長は大きく見込めません。持続的な成長を実現するには、より付加価値の高い商品・サービスの構成比を高めていく必要があります。両国や、北米においてクラフトビールを強化するなど、具体的な戦略を実行しています。 飲料事業は、国内の競争環境が厳しさを増しています。長期的な観点から、ヘルスサイエンス領域を飲料で担っていく事業へとリポジショニングを図り、健康に関する付加価値を有したブランドの構成比を高めていきます。

重点的に取り組むSDGs

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

非財務指標 目標値(2024年)

キリンビール
ノンアルコール製品販売数量の伸長率

+17 % (2021年比)

財務指標 目標値(2027年)

食領域:

キリンビール
事業利益率

25 %以上

  • 酒税抜き売上収益に対して

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ヘルスサイエンス領域

クオリティ・オブ・ライフの向上に寄与する商品・サービス

自然由来の原料や、細胞・微生物の研究に長年に渡って取り組み、プラズマ乳酸菌など健康に寄与する数々の素材を発見することに成功してきました。発見した独自素材を活用して、健康という社会課題解決に取り組むのがヘルスサイエンス領域です。

協和キリンやファンケルとシナジーを創出しながら独自のビジネスモデルを構築し、食領域、医領域よりも高い利益成長率を目指します。

重点的に取り組むSDGs

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

非財務指標 目標値(2024年)

プラズマ乳酸菌の国内外の継続摂取人数

190 万人

財務指標 目標値(2027年)

ヘルスサイエンス領域:

売上収益

2,000 億円

事業利益率

15 %以上

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医領域

画期的な新薬の継続的な創出

医領域を担う協和キリンは、キリンビールの医薬部門を前身とするキリンファーマと協和醗酵工業が合併して誕生した、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使する研究開発型企業です。日本を代表するライフサイエンス企業として常に新しい可能性へ挑戦し、新しい価値の創造により世界の人々の健康と豊かさに貢献していきます。

2021-2025年中期経営計画では、「UMN(アンメットメディカルニーズ)を満たす医薬品の提供」「患者さんを中心においた医療ニーズへの対応」「社会からの信頼獲得」の3つの戦略を設定し、グループの中期的な成長ドライバーとして期待されます。

重点的に取り組むSDGs

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

非財務指標 目標値(2024年)

協和キリン
Crysvitaの上市国・地域数

50 ヵ国・地域以上
(2025年)

財務指標 目標値(2025年)

医領域:

売上収益成長率

CAGR 10 %以上 (2020年比)

コア営業利益率

25 %以上

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価値創造ストーリー

キリンが、ミライを、駆けるとき。

世界中にある社会課題を解決するためにキリンが取り組む
「価値創造」のストーリーを様々な分野からご紹介しています。

価値創造モデル