
キリングループは昨年、新たな長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」(略称:KV2027)を発表し、「再生」から「成長」へとステージをシフトさせることを明確にしました。グループの持続的な成長を実現するため、食から医にわたる領域においてグローバルに事業を展開し、世界のCSV(Creating Shared Value)先進企業となることを目指しています。
世界規模での異常気象や国際情勢の変化、既存産業構造の劇的な変化など、将来を予測することが一層難しくなっている中、我々キリングループを取り巻く環境においても、少子高齢化に起因する市場の縮小、嗜好の多様化、健康意識の高まり、超高齢化社会における医療費の増大など、環境変化は激しくなっております。このような環境下においても持続的な成長を実現していくためには、社会課題の解決に取り組むことで社会と共に歩んでいくことが重要だと考えています。
キリングループは創業以来一貫して、発酵・バイオテクノロジーをコア技術とし、酒類・飲料事業だけでなく、医薬事業にも強みを持つ、世界でも類を見ない企業グループに進化してきました。健康ニーズが高まる中、今後はこの強みとなる技術力をヘルスサイエンス事業にも活用していきます。
KV2027における最初の3年間である「キリングループ2019年-2021年中期経営計画」では、既存事業のさらなる収益力強化に加えて、将来の成長を担うヘルスサイエンス事業の立ち上げと育成に力を入れております。昨年は、国内酒類・飲料事業の利益成長、ミャンマー事業での市場拡大、グローバル戦略品による医薬事業の貢献により、事業利益は計画を達成しました。既存事業の利益創出力が高まっていると評価しています。また、ヘルスサイエンス領域ではファンケル社と資本業務提携を結び、事業の育成スピードを加速させることが出来ました。長期的な成長を担う事業にすべく、両社のシナジー創出に力を入れていきます。
これからも、キリングループが社会とともに成長し、ステークホルダーの皆様の期待に応えるべく、事業に取り組んでまいります。変わらぬご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
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