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生物資源主な取り組み

基本的考え方

農産物を中心とした生物資源は、キリングループにとって最も重要で基本的な原料です。しかし、配慮を欠いた農業は原料生産地の生態系や地域社会に大きな影響を与えます。また、気候変動が生物資源の収量や品質に影響を与える可能性があります。そこで、原料となる生物資源に関連するリスクを評価したうえで、重要な生物資源の持続可能性を高めるとともに、原料生産地の生態系や地域社会への影響を低減し、その価値を高めるための取り組みを進めています。

取り組みの概要

キリングループは、2010年に「キリングループ生物多様性保全宣言」を策定し、農業による環境・人権などのリスクを確認するための評価を実施しました。その結果に基づき、原料生産地への影響が大きいと考えられる紙・パーム油、特定の生産地への依存度が高い紅茶葉を選定し、行動計画を立てて持続可能性に関する認証取得原材料の使用や認証取得支援の取り組みを進めています。
また、日本国内では、生産農家の高齢化などによるホップ畑の減少、日本ワイン市場拡大のためのブドウ畑拡張にあわせて、環境に配慮した農業に向けて生態系調査や希少種・在来種の再生活動などに取り組んでいます。
さらに、生物資源の有効利用の観点からも、フードウェイスト低減に向けた目標を設定してこれに取り組んでいます。
中・長期的には、気候変動による農産物の収量や品質への影響が想定されます。2017年の農産物生産地での水リスク調査に加えて、2018年、2019年と継続して重要な原料農産物の中・長期的な気候変動による収量や生産地の水ストレスについて調査・評価を行うとともに、継続して戦略の検討・評価を行っていきます。

生物資源のリスク評価

実績ハイライト

テーマ 課題 達成状況
生物資源 日本の農地における生物多様性の確保
  • 日本ワインのためのブドウ畑の生態系調査を椀子ヴィンヤード以外に拡大。
  • さらに、従業員参加に加えて市民参加の植生再生活動開始。
  • 遠野ホップ畑での生きもの観察会継続。
生物資源原材料の持続可能な利用
  • スリランカ紅茶農園で、大農園の認証取得支援を継続。2018年から小農園の認証取得支援を開始。
  • 主要紙製容器包装でのFSC®認証100%達成。
  • 事務用紙のFSC認証紙または古紙の高い使用率達成。
  • RSPOのBook&Claimによる認証パーム油(一次原料、二次原料)使用100%継続。
フードウェイストの削減
  • 国内での賞味期限の「年月表示」推進。
  • オーストラリアでフードバンク推進。
  • 国内の削減目標の策定(2015年比、2025年に75%)。

達成状況

生物資源に関する方針

キリングループでは、環境問題や人権問題に結びつく可能性の高い生物資源について、早い時期から取り組みを進めてきました。
2010年に「生物多様性保全宣言」を策定したのちに、2013年に「キリングループ持続可能な生物資源調達ガイドライン」を策定し、特に重要な調達品として「紅茶葉」「紙・印刷物」「パーム油」を特定して「キリングループ持続可能な生物資源利用行動計画」を策定して取り組みを進めてきました。2017年2月に「キリングループCSVコミットメント」を策定・発表したのを受けて「キリングループ持続可能な生物資源利用行動計画」を改訂して取り組みを加速させています。

キリングループ生物多様性保全宣言

キリングループは、自然の恵みを原料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っており、生物多様性の保全は重要な経営課題であると認識しています。将来に渡って「食と健康」の新たなよろこびを提供し続けるために、キリングループは、生物多様性保全のための様々な活動を積極的に行います。
1.
生物多様性に配慮した資源利用を推進します
世界中の人々が自然の恵みを持続的に享受できるように、生物多様性に配慮した資源の利用を事業活動全体において推進します。
2.
キリングループの持つ技術を活かします
「食と健康」の新たなよろこびを提供する企業として、事業活動を通じて保有する技術の応用により、生物多様性の持続可能な利用および保全に貢献します。
3.
ステークホルダーと連携して取り組みます
従来より取り組んでいる環境保全活動に生物多様性の視点を加え、お客様や地域のパートナーと連携し、生物多様性保全に継続して取り組みます。
4.
条約や法令に適切に対応します
生物多様性に係わる条約や法令を遵守し、生物多様性の恵みが世界中で活かせるように努力します。

キリングループ持続可能な生物資源調達ガイドライン

目的
「キリングループ生物多様性保全宣言」に基づき、「生物資源の持続可能な調達」を続けるために、基本的な考え方を示します。
適用範囲
キリングループが日本国内で調達する生物資源において、リスク評価により森林の違法伐採や環境破壊等のリスクを伴うと判断した特定のものについて適用します。
持続可能な生物資源調達ガイドライン
キリングループは、対象とすると決めた生物資源について以下の原則のもとに調達を実施します。
1.
違法に森林を伐採して造成されたプランテーション、もしくは植林地に由来する原料ではないこと、また伐採にあたって原木生産地の法令を守り、適切な手続きで生産されたものであることが確認されたもの
2.
信頼できる第三者によって認証された農園・森林等に由来するもの
3.
環境破壊などを行なっていると判断されている事業者が生産したものではないもの
実施と運用に関して
上記のガイドラインは、生物資源が抱える課題や地域による調達事情がそれぞれ異なることを考慮して、調達する産物の生物多様性上のリスクの評価にもとづいて定期的に見直しを行うとともに、各国または地域の特性を勘案し、別途行動計画を定めて段階的に実施することとします。
取り組みにあたっては、サプライヤーおよび専門家・NGOなどのステークホルダーと協力し、原料生産地で働く人々が生物資源の持続性を考慮した生産へ移行する支援も考慮しながら、長期的視点で取り組みを進めます。
報公開と外部コミュニケーション
取り組みの進捗状況は、サステナビリティレポートやWeb等を通じて、透明性を確保しながら公開するとともに、適切な外部コミュニケーションにより持続可能な生物資源の利用に向けたお客様やパートナー・社会の理解を促進します。
現在のところFSCのPolicy for the Association of Organization with FSCを参照とします。

キリングループ持続可能な生物資源利用行動計画

1.
紅茶
キリン株式会社にて、以下の3段階のステップで調査を行い、毎年レビューを行いながら、持続可能性のレベルを向上させていきます。
Step.1:購入先の紅茶農園を特定します。
Step.2:特定した紅茶農園の持続可能性※1を評価します。
Step.3:持続可能性の高い紅茶農園の茶葉使用を目指します。
2.
紙・印刷物
キリン株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社にて、
事務用紙※2
2020年末までに、FSC®認証を受けた紙、または古紙を使用した紙100%使用を目指します。
容器包装資材※3※4
1)6缶パック:2017年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
2)ギフト箱:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
3)紙パック:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
4)製品用段ボール箱:2020年末までに、FSC認証を受けた紙100%使用を目指します。
その他
FSC認証を受けた紙、FSC管理木材を原料とした紙、古紙を使用した紙、または環境面で保護価値の高い森林を破壊していない※5ことを調達先へのアンケート等によって確認した紙を優先的に使用します。
3.
パーム油※6
国内事業会社にて、一次原材料および二次原材料として使用しているパーム油についてRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil、持続可能なパーム油のための円卓会議)によって承認されている認証証明取引プログラムであるBook and Claim方式を利用して対応します。
なお、パーム油の生産農園の特定や、充分な量のRSPO認証パーム油が直接購入可能となった場合には、別途レベルアップした行動計画を策定することとします。
※1
Step.2における紅茶の持続可能性は、レインフォレスト・アライアンス認証の取得状況で評価します。
※2
事務用紙とは、コピー用紙、封筒(定型外・一部の業務用を除く)、名刺、および会社案内等の印刷物とします。
※3
対象企業にはキリン・トロピカーナ株式会社を含みます。
※4
限定商品、少量品種、特殊な形状、輸入品等を除きます。
※5
High Conservation Value Forest: HCVF と呼ばれるもので、FSCの定義によるものとします。
※6
パーム油とは、アブラヤシ果肉から得られるパーム油およびその種子から得られるパーム核油を含みます。
2013年2月制定
2017年2月改定

キリングループ遺伝資源アクセス管理原則

1.
生物多様性に関する国際的な合意を尊重する。
2.
遺伝資源へのアクセスは資源提供国の事前同意を得て行い、来歴不明の遺伝資源の持ち込み及びその利用は、行わない。
3.
遺伝資源の利用は、これより生ずる利益の公正かつ衡平な配分を含め、国際条約に従い適切に管理する。

FSC®C137754

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© 2007 Kirin Holdings Company, Limited.

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