キリングループのこれまでと今

キリングループの「これまで」

  • “ビール”を原点に、「食」から「医」にわたるユニークな事業ポートフォリオを構築してきました

発酵・バイオテクノロジーをもとに事業領域を拡大

1885年に設立されたジャパン・ブルワリーを前身とするキリングループは、100年以上にわたってイノベーションを生み出し、成長を続けてきました。事業領域は、祖業のビール事業から医領域、ヘルスサイエンス領域へと拡大。さまざまなステージにおいて、お客様のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献する商品・サービスを提供しています。
イノベーション創出と事業領域拡大を可能にしたのが発酵・バイオテクノロジーです。祖業で培った培養技術や研究がヘルスサイエンス領域、医領域の商品開発へとつながっており、自らの力で事業領域をひろげてきました。
イノベーションの源泉となる発酵・バイオテクノロジーを根幹に、人材、ICT、マーケティングを合わせた4つのケイパビリティがグループの成長を支えています。近年ではアルコール0.00%商品やカフェインゼロ緑茶の開発、さらに免疫細胞の司令塔を直接活性化するプラズマ乳酸菌の発見など、いずれも世界初の成果を上げ、グループの成長を実現してきました。 今後も社会課題の解決に貢献できるイノベーションを生み出すことで、社会とともに持続的な成長を目指していきます。

  • 発酵・バイオテクノロジーをもとに事業領域を拡大の図

キリングループの今

食領域の国内主要事業および医薬事業が堅調に推移、連結事業利益は計画達成

  • 2019年 連結売上収益 1兆9,413億円 連結事業利益 1,908億円 2019年事業利益計画 1,900億円

  • キリングループの今の図

2019年度 事業の業績のポイント

キリンビール

4年連続増益を達成

絞りの効いたマーケティング戦略を継続し、主力ブランドである「キリン一番搾り生ビール」「本麒麟」の販売数量が好調に推移。ビール類の販売数量は前年から増加し、微減となった市場を上回りました。販売費の効率化も進め、増収※1増益となりました。

  1. 酒税抜き売上収益
  • キリンビールの事業利益・事業利益率 一番搾り缶・本麒麟の販売数

ミャンマー・ブルワリー

市場拡大の中、高シェアを維持し成長

ミャンマーの経済成長に伴いビール飲用人口の増加が継続していることに加え天候要因も重なり、市場が大きく拡大しました。ミャンマー・ブルワリーの販売数量も対前年+20.9%と大きく伸長。年初に実施した値上げ効果もあり、連結以来3年連続で増益を達成しました。

  • ミャンマー・ブルワリーの事業利益 ミャンマー・ブルワリーの販売数量の伸び率

協和キリン

グローバル戦略品の販売を拡大

「Crysvita」、「Poteligeo」の欧米における市場浸透が好調に推移し、また、「Nourianz」は米国への上市を達成したことにより、グローバル戦略品の販売を拡大しました。国内は薬価改定などある中、海外売上を拡大することで、2019年は343億円の増収、50億円の増益となり、成長を遂げました。

  • 地域別売上利益