2008年4月28日

協和発酵フーズ株式会社
キリンフードテック株式会社
協和発酵工業株式会社
キリンホールディングス株式会社

協和発酵フーズとキリンフードテックの事業統合について
〜キリングループと協和発酵グループが保有する食品事業を統合し、シナジー最大化を目指す〜

 協和発酵フーズ株式会社(社長 吉田武之、以下協和発酵フーズ)、キリンフードテック株式会社(社長 桂総一郎、以下キリンフードテック)、協和発酵工業株式会社(社長 松田譲、以下協和発酵)、キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康、以下キリンホールディングス)は、2008年4月28日、キリングループと協和発酵グループが保有する食品事業の統合について基本合意に達し、本日基本合意書を締結しました。

 両グループは、昨年10月に戦略的業務提携を発表して以降、事業統合や連携について検討を進めてきました。今回、協和発酵フーズとキリンフードテックを合併して事業統合することで、食品事業でのシナジー創出による事業価値の最大化と市場プレゼンスの向上を実現し、おいしさや健康を訴求した食品素材をアジア・オセアニアを中心としたお客様に提案・提供していくことを目指します。

 協和発酵フーズとキリンフードテックは、2009年4月1日に協和発酵フーズを存続会社とし、合併新会社キリン協和フーズ株式会社(以下キリン協和フーズ)を設立します。新会社は、2010年末までは協和発酵とキリンホールディングスの合弁会社として運営しますが、2011年1月1日に協和発酵が保有する新会社の全株式をキリンホールディングスに譲渡することで、キリンホールディングスの完全子会社となります。なお、新会社の合弁比率は、今後行われる両社の価値算定に基づき決定される予定です。

 新会社キリン協和フーズは両社の強みである発酵関連技術を基盤に、おいしさや健康を訴求した食品素材を提案・提供することで、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(略称:KV2015)で掲げる「食と健康」領域での飛躍的成長を実現する重要な一翼を担う事業会社として新たにスタートします。キリンフードテックの酵母エキスやインドネシア工場で今年3月から生産を開始した核酸系うま味調味料リボタイド、協和発酵フーズが国内トップブランドの地位を築いている天然調味料や醸造調味料と製パン用資材など、両社の幅広い製品領域をベースに、お客様ニーズに応える価値提案型の事業運営を推進することで、アジア・オセアニアにおける食品素材業界のリーディングカンパニーとして確固たる地位を確立します。

 協和発酵グループとキリングループは、今回の食品事業の統合にあたり、お互いの強みを生かしたシナジーの最大化を図り、企業価値のさらなる向上を目指します。