2010年10月26日

キリン食生活文化研究所 レポートVol.27
「職場の人とのお酒の飲み方」に関する意識調査について

〜部下・後輩との飲み会に満足の20代、いろいろな話題を楽しみコミュニケーションを重視〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)のキリン食生活文化研究所では、食をとりまく様々な情報をレポートとして随時お知らせしています。今回は全国の20歳以上の男女を対象にインターネットで飲酒に関する意識調査を実施し、10,794名の有効回答をいただいた中から「職場の人とのお酒の飲み方」について回答をまとめました。

トピックス
職場の人とお酒を飲むときの1回あたりの平均予算は、昨年より129円マイナスで4,401円。ただし月平均の回数は、昨年と同じ1.5回。
人数にかかわらず、部下とお酒を飲む際ごちそうする(おごる)金額の平均は、1回あたり7,092円。エリア別で見ると1位は北海道で8,542円。2位は北陸で7,400円、3位は東北で7,221円という結果となった。
職場の人とお酒を飲む際に期待することは、上司・部下共に「コミュニケーションをとりたい」がトップ。なお、上司より部下と飲むときの方が期待は充足される傾向にある。特に20代は、他の年代と比較して部下・後輩と飲むときに、期待が満たされる割合(67.5%)が高い。
職場の人からの飲み会の誘いを断る際、全体で4割以上が「行けない理由をはっきり言って断る」と回答。20代は部下・後輩に対し「行けない理由をはっきり言う」(36.3%)割合が、上司に対する場合よりも低い。
一緒にお酒を飲みたい上司と部下を有名人で言うと、男性の上司は所ジョージさんが4年連続、女性の上司は天海祐希さんが2年連続でトップ。一方男性の部下は向井理さん、女性の部下は綾瀬はるかさんが、それぞれ初のトップ。

調査概要

  1. (1)対象: 全国の20歳以上の男女 有効回答数 10,794名
  2. (2)方法: インターネット調査
  3. (3)期間: 2010年9月6日〜14日
  • 総務省 統計局 H21年10月「人口推計」によるウエイトバック集計を実施。なお、本レポート内の2009年以前の調査結果に対しても、ウエイトバック集計を行っているため、昨年度レポート(2009年10月14日発表食文研レポートVol.20)の調査結果の数値とは一致しません。

調査結果

(1)「職場の人とお酒を飲みにいく頻度は?」「予算は?」(自由回答)
頻度は月平均1.5回で、昨年と同じ。
飲みに行く時の1回あたりの平均金額は昨年より129円マイナスの4,401円で3年連続のマイナスとなった。
(2)「職場の人とお酒を飲む場でごちそうする(おごる)金額は?」(自由回答)
部下にごちそうする(おごる)時、人数にかかわらず1回に負担する金額の平均は7,092円。上司の場合は5,817円、同僚の場合は5,833円。
部下にごちそうする(おごる)金額をエリア別で見てみると、1位「北海道」(8,542円)、2位「北陸」(7,400円)、3位「東北」(7,221円)という結果となった。
(3)「職場の人とお酒を飲む際、どのような目的や期待で参加しますか?」(複数回答)
「その目的や期待は満たされますか?」(単数回答)
職場の人とお酒を飲む場での目的や期待は、上司・部下いずれと一緒のときも「コミュニケーションをとりたい」がトップで、年代による差はあまり見られない。
お酒を飲む場での目的や期待は、全体では上司と一緒(43.3%)のときよりも部下と一緒(57.5%)のときの方が満たされる。年代別で見ると、上司・部下いずれと一緒の場合も、若年層ほど満たされる割合が高く、特に20代は部下と一緒の際に満たされると答える割合(67.5%)が高い。
(4)「職場の人から飲み会に誘われた際の断り方は?」(単数回答)
職場の人からの飲み会の誘いを断る際、上司・同僚・部下いずれに対しても全体で4割以上が「行けない理由を正直に言って断る」と回答。
年代別で見ると、20代は上司・同僚・部下いずれに対しても他の年代と比較して「基本的に断ることはない」という割合が高い。また「行けない理由を正直に言って断る」割合は、上司に対して(39.3%)より部下に対して(36.3%)が低い。
(5)「一緒にお酒を飲みたい上司と部下を有名人で言うと?」(自由回答・敬称略)
一緒にお酒を飲みたい上司を有名人で言うと、男性の上司は所ジョージさんが4年連続、女性の上司は天海祐希さんが2年連続でトップ。
一方一緒にお酒を飲みたい部下を有名人で言うと、男性の部下は向井理さん、女性の部下は綾瀬はるかさんがそれぞれ初のトップとなった。向井さんは昨年の59位から大きく順位が上がった。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。