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キリングループCSVコミットメントの策定について

~「健康」「地域社会」「環境」への重点取り組みにより持続的成長を目指す~

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、CSV(Creating Shared Value、社会と共有できる価値の創造)をキリングループ一体で推進するために、中長期的に目指す姿をCSVコミットメントとして策定しました。まず「酒類メーカーとしての責任」としてアルコール関連問題に取り組み、その上で、「健康」「地域社会」「環境」の3つの社会課題の解決に事業を通じて最重点に取り組みます。

私たちを取り巻く環境は大きく変化しており、さまざまな課題が顕在化・深刻化しています。こうした社会課題の解決に向けて、各国政府やNGOだけでなく、企業が積極的な役割を担うべきことは、グローバルレベルでの共通認識となりつつあります。国連による「持続可能な開発目標」(SDGs)※1やCOP21※2で採択された「パリ協定」など、世界の持続可能性向上に向けた最新の国際的フレームワークにおいても、企業に対してより主体的な取り組みが求められています。

  • ※1SDGs:2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」において、2016年から2030年までの15年間に国際社会が世界の持続可能な発展を実現するため取り組むべき課題を定めたもの。
  • ※2COP21:国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(2015年11月開催)

キリングループは、2012年にCSVを経営の根幹に据えることを宣言しました。グループの強みを生かしたイノベーションにより社会課題の解決に取り組み、お客様の幸せな未来に貢献することを目指しています。長期経営構想「新・キリン・グループ・ビジョン2021(新KV2021)」においても、「キリングループならではのCSV」をビジョン実現のための重要な戦略と位置づけています。

今回、キリングループがCSVに取り組む意義と目指す社会の姿をあらためて「CSVストーリー」として明確化しました。そして、さまざまな社会課題の中でもとりわけ我々の事業に関連性の高い「健康」「地域社会」「環境」およびその前提としての「酒類メーカーとしての責任」を、社会とともに持続的に成長していくために取り組むべき中長期的な重点課題と設定しました。この考え方に立って、グループ各事業が目指す姿を明らかにするコミットメントと、それを達成するための具体的なアプローチおよび成果指標を定めました。このコミットメント達成に向けてグループ内外の知見を結集し、事業を通じた社会価値の創造に向けてさらに取り組みを進めていきます。

キリングループは「健康」「地域社会」「環境」という3つの社会課題に取り組み、お客様と共に幸せな未来をめざしていきます。